top of page

布で建物・配管を温める。HOTOPIA布ヒーターによる建設の可能性。

  • 臼井 亮介
  • 9月19日
  • 読了時間: 3分

建物は、単に構造物をつくるだけではなく、環境をつくり、維持コストを下げ、災害にも備えるシステムになりつつあります。

断熱、防音、防水など、建物に「性能」を組み込むことはもはや当たり前。その中で、今後さらに注目されるのが「温熱設計」という概念です。


温熱機能も、設計に含める時代へ

配管の凍結や設備の結露、薬液の熱ロスなど、温度にまつわるトラブルは建築後に対処するより、設計段階で備えるほうが圧倒的に合理的です。

ところが、既存の加温設備は硬く重く、設計や施工の自由度を制限してしまうこともありました。

そこで私たちは、布そのものが発熱する「HOTOPIA布ヒーター」という、全く新しい形状の温熱素材を提案します。


発熱する布。建設にどのように活かせるのか?

HOTOPIA布ヒーターは、金属線を用いず、導電性繊維と電気抵抗のコントロールによって布そのものが発熱する特許技術です。

しかも、最大200℃まで加熱可能でありながら、布と同等の柔軟性・薄さ・軽量性を兼ね備えています。これは従来の「線で温める」「板で温める」といった発熱技術とは異なり、形状や用途に合わせて巻く・貼る・包む・といった自由度の高い設計ができることを意味します。


建設会社が選択肢として持つべき“新しい提案の種”

HOTOPIAの布ヒーターは現在、産業用の応用を目指して様々な試作品開発が進行中です。

私達は以下のような分野での展開が可能ではないかと考えています。


  • 屋外や地下配管の凍結防止対策(設計段階での巻き込み設計)

  • 屋上設備・バルブ周辺の熱保持・結露防止

  • 薬液や食品関連配管の温度安定供給

  • 仮設建築や災害対応型住宅の可搬式保温システム

  • 内装材と一体化した床・壁・天井裏の局所温熱布ヒーター


これらはあくまで「温熱設計の新たな可能性」であり、布ヒーターという素材の柔軟性があるからこそ実現が見えてきた未来です。


当社が開発した「布製産業用配管布ヒーター」


ree

その応用例の一つとして、現在私たちが試作開発を進めているのが配管用の布ヒーターです。最大200℃まで加熱可能という高出力ながら、柔軟性・薄さ・軽量性を兼ね備え、様々な建築資材と柔軟に融合が可能です。

従来のケーブルヒーターでは難しかった、


  • 曲がりの多い配管への密着性

  • 凍結防止の効率性

  • 非金属構造による安全性

  • メンテナンス時の取り外し・再設置の容易さ


といった課題を解決できる可能性を持つ、次世代の凍結防止・保温用ヒーターとして位置づけています。これは、建設会社が建築主に対して“あらかじめ温熱を考慮した設計提案”を行う新たな武器になり得るのではないでしょうか。


布で建物を温める。そんな未来を、私たちと一緒につくりましょう。

布ヒーターを建築に使用していくことは、

  • クライアントからの温熱ニーズに対応できる

  • ZEBやBCP、維持管理性の高い設計提案ができる

  • 他社との差別化につながる将来性のある技術を“提案の引き出し”に加えられる

という、建設業の方にとって未来に向けた競争力の源泉になると私たちは考えています。

私達三機コンシスでは布と建物の新しい可能性を追求していけるパートナーとともに新しいHOTOPIAを育てていきたいと考えています。

もしご関心をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

布で建物を温める。そんな未来を、私たちと一緒につくりませんか?



 
 
bottom of page